50代以降の女性の約半数が「脂質異常症」⇒心筋梗塞・脳梗塞の危険性が増加します

エストロゲンの減少がもたらす、様々な症状の一つ

 

女性は閉経前後(45歳~55歳)を中心に、女性ホルモンである「エストロゲン」が急激に減少して様々な不快症状を発症する人が多いですが、この「エストロゲン」には想像を超えるほどの重要な役割があり、その一つが、「血管壁にコレステロールが蓄積するのを防ぐ」というものであります。

 

更年期の年代には、このエストロゲンの減少によって脂質異常症が発症しやすくなります。

 

ここで注意したいのが、閉経以降では2人に1人が「脂質異常症」になるということです。
(平成20年の厚生省の調査による)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/08/

 

「脂質異常症」って、一体何?

 

「脂質異常症」と聞いて、全くピンときませんでしたが、脂質異常症とは、血管中の脂質成分が異常値を示している状態、つまり血液中のLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪が多すぎたり、HDLコレステロール(善玉)が少なくなる状態のことです。

 

特に、糖尿病・タバコを吸う女性の方は、男性よりも心筋梗塞にかかりやすいそうです!

 

「脂質異常症」を放っておくと恐ろしいことに

 

「脂質異常症」をそのままにしていると、恐ろしいことになってしまいます。

 

それは何かというと・・・、心筋梗塞や脳梗塞を発症しやすくなるのです。

 

心筋梗塞・脳梗塞についてはご存じの方は多いと思いますが、念のため。
(私はあまり詳しく知りませんでしたので)

 

◆ 心筋梗塞・・・心臓の血管が突然塞がって、心臓に血液(酸素、栄養)が行かなくなり、心臓麻痺 ⇒ 最悪の場合死に至ります。

 

◆ 脳梗塞・・・脳の血管が突然塞がって、脳組織に血液(酸素、栄養)が行かなくなり、脳が機能しなくなる ⇒最悪の場合死に至ります。

一命を取り留めても、片麻痺、意識障害、失語症などの後遺症が残り、認知症へと進行する場合も。

 

脂質異常症かどうかは、血液検査で簡単にわかります。
機会を見て、医療機関で血液検査を受けてみましょう。

 

脂質異常症の診断基準値 :

LDL(悪玉)コレステロール・140mg/dL以上 
            (境界域:120~139mg/dL)

HDL(善玉)コレステロール・40mg/dL未満

中性脂肪・・・・・・・・・150mg/dL以上

 
あなたの数値は大丈夫でしょうか?

 

女性は閉経後から心筋梗塞のリスクが高まる!

 

心筋梗塞というと、中年~高齢の男性がかかるものというイメージがありましたが、実は女性の方が危ないということをご存じでしたでしょうか?

 

女性は閉経後から、男性より約10年ほど遅れて、心筋梗塞などのリスクがたかまっていくことがわかっています。

*虚血性心疾患(心筋梗塞など)の発症率(男女別)

 

閉経とコレステロールの危険な関係

 

閉経/不規則な生活  ⇒ 脂質異常症(コレステロールが高い)⇒ 放置進行 ⇒ 動脈硬化 ⇒ 放置進行 ⇒ 心筋梗塞・脳梗塞

 

もしもコレステロールが高い/中性脂肪が多くなってしまったとしても、これらを減らす方法はあります。

 

40代50代の更年期世代以降は、心筋梗塞や脳梗塞から身を守るために、早い段階から脂質異常症の改善を心掛けましょう。

 

脂質異常症を改善する(コレステロール値を下げる)方法

 

脂質異常症の改善の主な方法の2つは、

・ 生活習慣の改善(食事・運動・禁煙)
・ 薬物療法

です。

 

女性の食事療法のポイント :

脂質異常症の食事療法では、食事の「量」(食べ過ぎないこと)が第一ですが、食事の「質」も見直すことが大切です。

 

高コレステロールな食事をする中年

コレステロールを多く含む食品:


卵1個(55g)・・・231mg

たらこ1腹(65g)・・・227mg
牛乳1杯(200g)・・・24mg
牛サーロイン(100g)・・・69mg
豚バラ(100g)・・・70mg
鶏ささみ(100g)・・・67mg

卵がダントツにコレステロールが高いですね。

 

かつて茹で卵ダイエットなるものがありましたが、危険極まりない感じでしたね。

 

コレステロール摂取量は、1日200mg以下に抑えることが大切です。

 

でも、いくらコレステロールが高いからといって、卵やお肉を全く食べないのも体に良くありません。

 

これらも取り入れつつ、肝心なことは、栄養のバランスを取ることです。

 

コレステロールを排出する救世主・それは○○○○

 

コレステロールが高い方に、是非摂っていただきたいのが、食物繊維です。

 

食物繊維には、余分なコレステロールを排出する働きがあるからです。

 

食物繊維は1日25g以上摂るといいとされています。ただし、近年、普段の食生活で食物繊維を取るのはなかなか難しいとされています。

 

食品100gあたりに含まれる食物繊維の量:

にんじん・・・2.5 g
ごぼう・・・5.7g
生シイタケ・・・3.5g
生まいたけ・・・2.7g
刻み昆布・・・39.1g
干しヒジキ・・・43.3g
豆腐(絹ごし)・・・0.3g
糸引き納豆・・・6.7g

 

食物繊維を1日の必要量を摂るには、
野菜・きのこ類・海草類を、何百グラムも摂らなければいけません。

 

コレステロールを防ぐいろいろな野菜

 

できるだけ食品で摂りたいものですが、コーンフレーク・オールブランや、良質なサプリメントで食物繊維の必要量を摂るようにするのも一つの方法です。

 

動物性脂肪よりも「植物性脂肪」を摂りましょう

 

油っこい食事はコレステロール値を上げるイメージがありますよね。

 

ご存じのとおり、肉やバターなどに含まれる「動物性脂肪」はコレステロール値を上げてしまいます。

 

逆に、オリーブ油や菜種油などの「植物性脂肪」や「魚類の脂」は、コレステロール値を下げ働きがあります。

 

でも、所詮、脂肪は脂肪。是非とも安心して摂り過ぎないように気を付けましょう。

 

青汁に、食物繊維がたっぷりと含まれていることに気が付きました!

 

たくさん食べられない人は、青汁で食物繊維を摂るというのも有りですね。

 

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